あの日あの時

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「咲チャン、俺等の仲間にならない?」 「えっ…」 私が鬼姫に? 「健から言われててね、 ゛俺は何人もの奴に命を狙われてる。 だからもし、俺がこの世からいなくなったら妹、咲を鬼姫に入れてやってくれ。 あいつは喧嘩が強い。 俺がいなくなったら咲は、喧嘩ばっかりすると思う。 咲を救ってくれ。゛ ってね‥。」 健兄……… そんなことを…… 「勝手だよ、健兄…。」 「入ってくれるかな?」 答えは決まってる。 「はい!」 それから悠さんに倉庫に連れて行かれた。 鬼姫の事はよく知らない。 悠さんは兄がよく家に呼んでいたから知ってるってだけ。 倉庫の中は外見からは予想できないほどきれいで、日常生活が出来るぐらいだ。 そこで私は蓮に会った。 「幹部を紹介するね。」 「はい。」 「咲チャンの二個上の翔と猛。双子だよ?あと、一個上の拓とマッチャン。」 マッチャン? 「あっ松下だからマッチャンね!」 あーそゆことね! 「そして、咲チャンと同級の蓮。以上が鬼姫の幹部!」 金髪の翔に、黒縁メガネの猛。 銀髪の拓と前髪上げてるマッチャン。 そして、茶髪の蓮。 ん? 副総長は? 「咲チャンには副総長をやってもらいたい」 はぁぁ!? いきなり何!? 「悠さんの下でですか?」 「うん!!」 いやいや!! 可愛く言っても無理だから! 「健もそれを望んでると思うよ?」 健兄が……… ………。 「私でいいの?」
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