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「うん。みんなも賛成してる。」
みんな?
後ろを向くといつの間にか幹部以外の人も集まってた。
「私なんかでいいんですか?」
「「お願いします!!」」
そんな、頭下げられても。
「おい、あんた!」
「何?」
この人は蓮だ。
「俺は健さんの妹だから副総長をあんたにお願いしてんだ。」
はぁ?
「意味分かんないんだけど。」
健兄の妹だからって……
「だから、あれだ!
あの……あんたが健さんの妹じゃなかったら俺はだな!
お前が俺より強くても副総長に任命はしなかった!
わかるか?馬鹿!」
ベラベラとうるさい奴…
「私はお前でもあんたでも無い!」
「俺の言った意味分かってんのかって聞いてんだけど?」
「はぁ?分かってるよ!馬鹿なのはそっちだろ?」
「ばっ馬鹿じゃねーし!!」
ブッ
思わず吹き出しちゃったじゃん。
「何どもってんだよ。あっ!!もしかして図星かー?」
「うるせー⚡」
デケー声。
図星だな。
「まぁまぁ!」
私達の口喧嘩を止めたのは悠さんだ。
「で、咲チャン?やってくれる?」
ん~
蓮はうるさいけど楽しそうだし……
「やります。」
「ホンマか?」
えっ!?
関西弁?
「はい!って、マッチャンは関西出身?」
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