プロローグ

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「いや、だからね。」 「ふふ、どうしたの? わ・た・しのダーリン?」 待て待て。 朝からこんなに……こんなのってOKなの? いや、ダメですよねー。 普通にダメだよねー。 そんな常識に囚われない俺にまたがる美女……詠森月乃(ヨミモリ ツキノ)のターンは続く…… 「ほぉら、起きなさい。」 「あれ? 俺が起きれなかった理由をお前、把握して無いの?」 驚愕の事実! 月乃は俺が起きれない理由を理解していなかった! 「だからね、えっとね。」 「あ、そうね。 流石に朝からダーリンはハードかしら?」 何がハードなんだろう…… そう言って、月乃はふふ、と笑い笑顔のままターンを続けてきた。 「おはよう。凪也。」 彼女は笑顔のまま、俺の名前を呼び、完全に目が覚める。 そして朝は動き出す。
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