1st*桜舞い散る中の告白*

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桜咲く季節、入学式を終えた僕は1人の女の子に声をかけられた。 「あ、あのっ!ちょっと、いいですか…?」 スカートの裾を両手でぎゅっと握って話しかける彼女。 僕は、ぶっきらぼうに答えた 「…いいけど。」 そんな彼女に連れられて来たのが高校の裏庭。 そこの桜はきれいで思わず立ち止まった。 「…あの…?」 「…あぁ、ごめん。」 不思議そうに僕の顔を覗き込んできた。 そしてまた彼女の後をついていく。 しばらく歩いて彼女はふいに立ち止まり、こう言った。 「あの、私…あなたに、言いたいことがあるんですっ…!」 そう言う彼女の上では桜が風にのって舞い散った。 そんな中、キミもほっぺたをピンクに変えて言った。 .
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