プロローグ

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結論、現実にラブコメなんて非科学的なものは存在しない。 さて、これから、この結論の補足説明するとしよう。 例えば、空から降ってくるヒロインがいたとする。そして、俺がヒロインを偶然助ける。 そのきっかけから、ヒロインとのどたばたラブコメディがスタート!……みたいなのがあるとする。 実際に考えて、現実にそんなのあるか? 答えは簡単。ねーよ。 ……まずは美少女が、降ってこない。ハトの糞とかなら、たまに降ってくるし、頭にかけられた事もある……。 それに降ってきても、落ちてくる勢いが強すぎて……うん、助けられない。 落ちてくる美少女を受け止めようとしたら、二人とも大怪我になるのが、関の山だろう。 そこから始まる緊急入院ラブコメディ。ヒロインは怪我した美少女とその他ナース。 主人公は自分の怪我を治療しながら、ヒロインの心の傷も治療し、絆を深める的な? これはこれで需要があるかもしれないが……つまりだ、そんなラブコメなんてあるわけがない。 そんな風に、現実的に考えていったら、ラブコメとか嘘無的存在にいたるわけだ。 案の定、夢物語である。
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