1.屋上
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「馬鹿か、幽霊なんていねえよ。相変わらずおまえは恐がりだな。だいたい、あのときだってそうだ」 そう言って、二人は昔話へと話題を転じていった。しかし、二人の会話は唐突に途切れる。女子生徒の悲鳴が彼らの会話を遮ったのだ。 祐助は校舎を出ると、悲鳴の聞こえた方向に向かう。その声は校舎を挟んだ校庭の反対側、裏庭の方から聞こえてきた。
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