ぷろっぴとの出会い

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そのうち、サイケはぺろぺろなめはじめ、ぷろっぴもサイケのおっぱいを求めて、もぞもぞ、他の子猫に交じって行った。 母乳とミルクでは得られる免疫力が遥かに違う。 サイケも、お尻の世話もし始めてくれて、ぷろっぴもサイケのおっぱいを飲み始め、泣き叫ぶのを止めた。 一安心し、がんばっているサイケにご褒美に、これまたいまだに止められない哺乳瓶でミルクを飲むサイケに、哺乳瓶にミルクを作ってあげて、赤ちゃんにミルクをあげながら、サイケも哺乳瓶でミルクを飲む。 という不思議な状態だけど、サイケをねぎらってあげた。 当時、ブラジル人の知り合いが、私たちに子供が出来ない事を知っていて、近所に日本人の母親が、自分の子供を育てずに、赤の他人のブラジル人ところに、4歳の女の子をお金を払って預けていると。 この子は虐待を受けていたらしく お風呂に入れようとすると「冷たいお水じゃない?」 と聞いたり、おやつをあげようと差し出したら、両手で頭をかばうようなしぐさを見せる子がいる。 養子に出来ないか、聞いてみてくれると言う事で、私たちはその返事を待っていたが、虐待していた母親が逆切れし、もっとお金払うからこれまで通り面倒見てくれ。 ということになり、一瞬夢見た、養子の話しは一瞬で消えたところだった。
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