始まりの歌
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そして時は今に至る。 蓮華はキャンディを舐めながら、 「アンタさぁ、」 「わたしの名前はゆかりよ、ゆかりでいいわ」 「んっ……」 蓮華は一瞬、驚いたような顔をしたがすぐに戻り言った。 「ゆかりは、嗄乃マヤの考え方に納得しているかい?」 「嗄乃マヤの考え方?」 「なにかを護るためにはそれ相応の犠牲を払わなきゃなんないのに、アイツは払わずに全て丸くおさめようとしてるんだぞ。 現実をなめすぎだ」
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