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パカ…パカ…
リンク「………」
彼は一路、エポナと共にある場所に向けて歩みを進めていた…。
場所は未だに暗い森の中…
リンクは別れの時にチャットが話してくれたことを回顧していた…。
~~~~~~~~~
チャット「…行っちゃうんだねリンク」
リンク「…ああ。
今までありがとうチャット、
3日って短い間だったけど君がいてくれてほんと心強かったよ」
チャット「…な!?
……わ、わたしだって…
…そ、それに何度も時を戻したんだから実質もっと長い時間一緒にいたじゃない!
そんなのお互い当たり前よ、当たり前!」
リンク「ハハハ!…確かにそうだね」
チャット「……」
トレイル『…お姉ちゃん』
スタルキッド「…なあ、ほんとにもう行くのかァ?」
リンク「…うん
早く親友に会いたいんだ、
…それに」
スタルキッド「……?」
リンク「…いや、何でもない!
とりあえず日が指してるうちに出発するよ、
長い旅になりそうだしね」
チャット「…ねぇリンク、あんたの言ってる親友ってわたし達と同じ妖精なのよね?」
リンク「…? そうだけど」
チャット「…もしかしたらだけど少し手掛かりになるかもしれないわ」
リンク「…!! 何か心当たりあるのっ!?」
チャット「…ここをずっと南に真っ直ぐ進めば『妖精の大木』って大きな木があるわ、
そこに行けばあるいはあんたの親友の情報が掴めるかも…」
リンク「…『妖精の大木』」
スタルキッド「昔から森の妖精の住処として有名なんダ、
遠くから来た妖精も滞在したりしてることもあるから確かに可能性はあるナ…」ヒヒヒッ
リンク「…そうか、わかった
とりあえずそこに行ってみるよ!」
チャット「道中はモンスターもいると思うし、くれぐれも気をつけなさいよ」
リンク「ありがとうチャット!
みんなも本当にありがとう!!」
チャット「………」
トレイル「バイバイお兄ちゃん!!」
スタルキッド「バイバイリンクぅー!!」
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スタルキッド「…なア、アイツとまた会えるかなァ?」
チャット「会えるわよ…きっと」
チャット「………」
チャット「…リンク」
チャット「…ありがとう」
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