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魔物は前の場所についた
少女を探した
すぐに見つかった
うろうろしているだけのようだ
少女は何か気配を感じたらしい
少女
『誰?』
魔物
『…おれだ』
少女
『んーと……魔物さんね(笑)』
少女の笑顔は何にも
例えられない
魔物の醜い心も癒される
魔物
『ああ』
少女
『あ、そういえば
自己紹介まだだったよね?
あたしはアリスよ(笑)』
アリスか
いい名前だ
少女
『魔物さんは?』
魔物
『おれは…』
名前などなかった
生き物としての扱いを
されていなかったから
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