∮-始章-∮

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ベルツェが去りとりあえずは難を逃れたフェリシア とりあえずはやり過ごしたけどあの口ぶりだとまた来るわよね… 召喚術の授業…これからはちゃんと出ようかな。自分の身くらい自分で守らなきゃね ふとレインの方を見るとまだ「彼」の方のままのようだ そういえば… 「ねぇ…アンタが特待生の理由ってやっぱり封還術?が使えるからなの?」 先程ベルツェはそう解釈していたようだがレインは肯定も否定もせず黙っていた あんまり聞かれたくない話かも知れないけど…やっぱり知りたい そう思いながらレインの返事を待っていると 「…封還術も理由の一つではあるかな」 と、また気になるような答えが返ってくる 一つ…?他にも何か理由があるって事なの? 「ねぇ……」 言いかけてフェリシアは迷う。聞いてもいいのだろうか…
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