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「…でも、いいの?聞かれたくない話なら無理に話さなくてもいいのよ?」
「構わないよ。別に知られて困るわけじゃないし」
さっきまで散々悩んでた自分が馬鹿らしくなるほどサラっと答えるレイン
でも…これでまた一つレインの事を知れる
そう思うと嬉しかった。ちらりと顔を見るとまだ微笑んだままだった
その顔を見ていると不思議と自分の表情もほころんでくる。高鳴る気持ちを抑えながらフェリシアは切り出す
「じゃあ…聞くけどアンタが特待生のもう一つの理由って…?」
「―――――…という事」
何の躊躇いもなく答えたレインだったがその内容はあまりに衝撃的過ぎた
聞いといてなんだが話してよかったの?と聞きたくなるくらい
しかしレインの顔を見ると特に気にしていないようだった。黙ったまま見ていると
「あっ、でもあんまり他の人には言わないで欲しいかな。騒がれるのはあんまり…」
と付け加えるように言ってきた。…確かにこの話をしたら学校中大騒ぎだろう
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