Epilogue

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小原の手前でアナウンサーらしき人が慌ただしく記事を読み上げる。 「只今入りました情報です。 たった今、西田総理が辞任しました。 これより、小原副総理の会見に移ります。」 またか、、、。 遂に小原が総理か、、、。 と、いうような声がどこからともなく聞こえてくるようだった。 「えぇー。 私、小原は、、。」 記者たちは、固唾を飲む。 一瞬だけ、シャッターが止んだ。 「私は、 すぐには、総理には就任致しません。」 就任しないのはいつもの事だが、ある一言が気にかかった。 すぐには? それには、皆が気づいたおり、すぐに記者の中の一人が立ち上がった。 「小原副総理! すぐには就任しないと、おっしゃいましたが、次の総理はどうなるのでしょうか?」
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