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vs扇風機
気温も上がっ来てセミもミンミン鳴き始めた頃 アドレナリンがでまくっていたおれは寝ることなく感覚を忘れぬ内に体にスリこもうとまたシャドーを開始
外はもう日差しが暑いので 引き続き部屋の中でボクテク(ボクシングのテク)を磨こうとせいを振るった
シュシュシュといったぐわいにジャブストレートフックアッパーあらゆるパンチを満遍なく磨いた
だがその時 突如背後から怪しげな圧力!!!!!
!!!!!!!!!シュワンシュワンシュワンシュワンシュワンシュワンシュワンシュワンシュワン!!!!!!!!
おれ「んンン?風?いやパンチか!速い!全くスキを与えず攻めてきる!!おまけになんて回転力!?」とふりかえるとおれの顔は!?
そ
れ
はなんと扇風機であった
ボクサー化した扇風機が意志を持ちおれに牙をむいた 無数の風の拳を操るツワモノ
その扇風機はいきなり喋った「ワレ ホコリ タカキ センプウケン ノ ツカイテ スーパーサイヤ・センプウキ ナリ!」
おれの「何者か?」に対し扇風機は「ダマリ!」と切り捨てまやりの空間が一瞬で一触即発の気圧に満たされた
するとまもなくその空間を切り裂くように扇風機は「シネ!!」としょっぱなからいきなりマジ顔で「必殺・竜巻扇風拳」を発動しおれにアカック
この世のものとは思えない強烈な圧力が襲いかかりダウン寸前まで追い詰められたおれはただひとこと
「やばい」
他にことばを選ぶ余裕すらなし
セオリー無死の鬼畜な不意打ちにふいをつかれ危機感に煽られたおれもすぐさまジャブからストレートと見せかけいきなり禁断の奥の手の奥義「ヘル・ガブリエルン・ミサイガア」というなの目潰しで相手の視界を奪うことにした
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