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｢…なら、"君"付けすればいいのかな？｣
｢ッ…！｣
実斗は力任せに先輩を突き飛ばし立ち上がると身構えた
｢酷いなぁ…突き飛ばすなんて…｣
｢お前は誰だ!?｣
｢！…ふふっ…ふふふ…｣
立ち上がると先輩(？)は実斗を見たするとくすくすと笑いはじめた
｢な、なにがおかしい!?｣
｢あははっだって実斗ってば顔真っ赤なんだもん｣
｢は…？｣
｢そんな顔でお前は誰だ!?とか言われても…ふふ｣
お腹を抱えて先輩(？)は無邪気に笑った
赤い顔であろう顔は更に赤くなっているだろう、耳が熱くなるのが解ったからだ
｢っ…う、うるさいな！そんなことより、誰なんだよお前は…！｣
｢…やっぱり、わからないかな…うん、そうだよね｣
先輩(？)は無邪気に笑っていたかと思えば、悲しそうな表情を浮かべた
｢…はぁ。…変な奴だなお前は…｣
(けど、悪い奴には見えないな…見た目先輩だけど、なんかこう…雰囲気っていうか…)
｢あのね！君を此処に導いたのにはもちろん理由があるんだよ｣
｢…いやお前は誰なんだよ｣
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