―同好会―

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おれはベッドにうずくまっていた あの後しばらくPC画面を眺めていたが、あの広告が出現することはなかった (…なんであんなことを言ってしまったんだろう…) 解っていたはずだった、彼らがおれを助けてくれようとしたこと なのに…頭に血が上って…抑え切れず感情任せに言ってしまった (はぁ…どうすんだよ…せっかく俺にも仲間ってやつができるかと思ったのに…) なんであんな頭にきたんだろうかしあわせクリックの力に関係があるんだろうか… (…少し夜風にあたってくるか) もんもんとする頭を起こしベッドから起き上がりドアを開けるとそこには妹がいた 妹…? 「あ…にぃ…兄さん…」 …こうして顔をしっかり見合わせたのは何年ぶりだろうか もっと下を見ていたはずなのにさほど首を下にすることはなかった つまり背が伸びているのだ容姿も整いはじめていて、幼さの中に大人っぽさが少し顔を覗かせていた 「…あの、あんまり人の顔ガン見しないでよ…」 妹は顔を赤くして俯いてしまった、その様子におれも何見とれてるんだと顔赤くする 「わ、悪い…なんだ?おれなんかになんか用かよ?」 「…お父さんとお母さん、兄さんに話があるって」 実斗の肩がビクッと上がる、不安や恐怖心が襲いだす 「わ、解った…」 妹は表情が曇る実斗の顔を見るとどこか切ない表情を浮かべて、階段を降りていった、実斗もしばらく動けずにいたが重い足を何とか運び下へ降りていった
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