出会い

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今日は高校の入学式。 昨日はどういう高校生活になるのか考えてたら 全然眠れなかった。 中学生とは違う大人っぽいかわいい制服に 身を包む。 「いってきま~す!」 といって歩き出す。 20分くらいあるいたところに あたしの学校がある。 それくらい歩くと学校に着いた。 クラスの張り紙を見てから体育館に行く。 クラスは1年1組だった。 そして体育館へ着くと 肌がこんがり焼けて白い歯を見せて無邪気に笑って ふざけあう短髪のかっこいい人がいた。 あの人知ってる。 私にはお兄ちゃんが二人いる。 あの人は二番目の一個上のお兄ちゃんの同級生だ。 中学生のころに 一回だけうちに遊びに来たことがある。 ちょうど一年前くらい。 一年であんなに男っぽくなるんだと 少しドキドキしてしまった。 たしか名前はかいくんだった気がする。 一目惚れをしてしまったのかもしれない。 私はそれから お兄ちゃんにかいくんのメアドを聞いて メールをしてみることにした。 ≪こんにちは!よしきの妹のあゆみだよ!メアド教えてもらった。よろしくね。≫ おかしくないよね? よし。送信。 それから1時間くらい経っても 返事はかえってこなかった。 あきらめかけてたそのとき。 メールの受信音がした。 急いでメールを見るとかいくんからだった。 ≪よしきの妹?まぁとりあえずよろしく。≫ ときた。 あたしの存在をかいくんが 知ってくれただけでもうれしくてこんなことで 浮かれ盛り上がっていた。
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