第二章『失恋』

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雅也君も跡を追いかけようとしたが、マナが腕を掴んで無理矢理止めた 雅也君はマナを睨みながら マサヤ「離せ」 と言ったがマナはけして離そうとはしなかった 雅也君はため息をつくと マサヤ「何回も言ってるだろ?『夢野の気持ちには答えられない』と・・・」 と言った 「それでもいいの!!!マナは本気で雅也君が好きなの!!!」 マサヤ「夢野・・・。ゴメン」 (やっぱ無理か・・・) マナはそう思ったと同時に掴んでいた腕を離し、雅也君の背中を押した マサヤ「・・・夢野・・・」 「ほら、藤山さんの跡を追いかけるんでしょ?早く行きなよ」 マサヤ「・・・あぁ!!!サンキューな!!!」 「上手くいかなかったら承知しないからね!?」 マサヤ「あぁ!!!って怖えーこと言うなよ!!!」 雅也君はそう言うと屋上から出て行った と同時にマナはその場に泣き崩れた 本当・・・本当に大好きな人だった マナは今日初めて本気の恋にお別れをした
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