96人が本棚に入れています
本棚に追加
「は、はぁ、わかりました。」
まぁ、郁馬先輩って呼ぶことにするか。
「あっ、今門開けるなー。」
郁馬先輩がポチッとボタンを押すと、ゴゴゴゴッと地を揺らしながら門が開く。
ちょっ、門を開くことすら普通にできんのか!!
「ほら、早く入って。」
呆然と立ち尽くす俺を見て、郁馬先輩はくすくすと笑いながら急かした。
「本当は副会長の申一(しんいち)が君の案内をするはずだったんだけど、あいつ今調教中だから手が離せないらしくて。」
はっ!?
ちょ、調教!?
えっ!?
ここ、酪農科とかあったっけ?
いや、なかったよな!!
最初のコメントを投稿しよう!