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アセリア暦832年、魔王と呼ばれた存在は勇者と言われた英雄達に倒され、それから200年以上が経ち、魔物は弱体化し人間への脅威はほとんど消えていた。
今では人間とペットとして共存している魔物もいるが、野生の魔物の中には知能が高く、未だに魔王を倒した人間への憎しみが消えずに弱体化が進むが人を殺せる程度の強さを持った個体、知能が低くただ生きるためだけに人を襲う個体などがいて人へ悪影響を出し害になる危険な魔物がいるため、魔王が消滅してから200年以上が経った今になっても人々は自衛のために剣術を身に付け覚えさせることを義務としていた。
だが、この世界【アセリア】の大陸の端に存在しているレインが住む小さな村は、周りが草原に囲まれ何もなく、魔物も基本的に大人しく、少し歩いた先にある森を抜けなければ街に行けないような場所にあった。
害になる魔物も街方面に出なければいない。
そのため村の子供たちは皆、危険な魔物に襲われることも出会ってしまうこともなく、命を脅かす危険に身を置くことをしてこなかったため、危機回避能力などの生命から身を守る術は他の村や地方の街に住む人間よりも確実に劣っている。
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