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ミチルの話は二時間に及びました。
「つまり、ミチルがこの間、告白した狩人には、恋人がいたことが判明したのに、それでも良い、待ってるって言ってきた……ってことなの?」
「まぁ、短くまとめるとそうなるかな?」
ミチルは簡単にまとめられたことに不服ながらも認めます。
「そうなるかなじゃないでしょっ!狩人はミチルに彼女がいること隠してたんでしょ?
それでミチルともデートしてたくせに、告白されたら
『彼女がいる』だなんて…!
フザケンナっ、くらい何で言わないのよっ!!」
「チル、おばちゃん言葉出ちゃってるよ」
ミチルはなだめるように言いました。チルは感情が高ぶるとおばちゃん口調になってしまうのです。
「ミチルが怒らしてんでしょっ!」
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