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チルは、言葉を連ねて、詩を作りました。
チルは、ものすごく恥ずかしい趣味だと思って、誰にも内緒にしています。
十八歳の男が詩を書いてるなんて……
しかし、どんな素晴らしい歌手も偉大な作家も、名もない十八のころ詩を書いていたはずなのです。チルは気づいていないようですが…。
チルは詩を書きあげると、
たくさんのノートの間に、詩を書いたノートをそっとしまい込みました。
しかし、チルのいない隙に、チルの詩を、こっそり盗み読んでいる人影がいます。
わたしたちはこの人影の目を借りて、チルの詩をのぞいてみることにしましょう。
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