†業†

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  一見すると事件前の穏やかな 雰囲気に戻った空間。 そんな中で 「四位殿“長き逗留の場”をお貸し頂き、助かりました。」 ロアが四位に告げる暇の挨拶。 【事件】と云う全ての“罪”が 無かったとするロアの一言。 それに対して、 四位は、 「熾天使長殿。」 何故か、 “中央組織筆頭 熾天使長” としてのディフェルを呼んだ。 「何だ?」 この期に及んでの四位の一言に 場の空気が緊張する。 「我、申し上げまする。」 厳かに言葉を放つ四位の声。 「此処に居られます、次期聖主様は――  “セフィロトの…ッ”―。」 何かを告げようとした      その瞬間、     「我が主―」      クロアの 「“神族”“次期聖主様”に対する非礼、此に認め“次期聖主側近”―クロア・K・キセア―の名の元――」  “朗”―と響く声が重なり、 「“元老院長”“四位”―ユセル・K・トキア―を現行にて…    “斬処”する。」     四位の体を    背後から“貫く”  クロアの“神剣”があった。  
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