†連†

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  だったが、 「知っていても教えません。」 さらりと、 だが、 しっかりとした口調で反る クロアの呟き。 「………………はぃ?」 フィリルは思わぬ反応に 驚きつつ、 『うわ……こいつ………独占欲…つよッ!!』 初めてロアの居ないところで “ロアの恋人”の姿を 垣間見せるクロアを 本当に正しく、評価し、 「ロア様って…絶対に将来――――苦労する。」 “クロアで”と言う 一言を省き、 しみじみと呟いた。  
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