†錯†

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  「ならば、手を…」 差し出されるロアの美しい手。 微かに、 緊張に震える繊細な指先を クロアは愛しげに掴み、 「参りましょう」 ロアが―― クロアに取って、この上なく 愛して止まない恋人が 新たな一歩を踏み出すための 言葉を発し、 神族、“次期聖主” と、成るための歩を 白月の麗人は 恋人に促され踏み出した。  
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