プロローグ

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櫻井ハル。それが、僕の名前。 現在16歳の高校1年生だ。 特別、特技等があるわけでもなく、成績・運動神経・ルックス、どれをとっても中の下という、 明るい将来の危機に立たされている、只の高校生。 それどころか、昔から面倒事に巻き込まれる事が多く、今だってほら、 ちょっとサボろうと思っただけなのに、自殺未遂現場に出くわしている。 名前も顔も見知らぬ相手に、必死に説得を続ける僕。 更に悲しいのが、こういう事を見てみぬフリ出来ないという、悲しい性分。 コミュニケーション能力が高い訳でもないので、こういう時どうすればいいのか、ほとほと分からない。
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