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「…ふふ、言ってやった。
ふふ、ぁふっ……ははっ
アッはははははははは!
ははハはハははハハはッ
…ぁ、ぐっ!?」
な…何で…ネックレスが、首を…
首を勢いよく締め上げてくる!
ごろん、と体が砂に倒れ込んだ。
「ふ、ぁくぅ…っな……!ぐ、いぃ…っはぐッ……」
脈を抑えつけられ、肉に食い込み、絞られる。
いくらもがき足掻いても、ネックレスは力を増すだけだった。
息が、できない。
「はが、ぁ、ぐ…!ああぁぁ…か、はっ…」
涙と唾液と汗が異常に流れ出る。
苦しくて視界が歪む中、あの人が現れた。
(玲奈…、こいつのせいで……!!)
「何でも、ねが、イがカナうん、じゃ、ぁぐ、なかったの…っ!っ…ぁ…」
最後に、玲奈の少し悲しそうな瞳が見えて――
そして、もう゛私゛ではなくなった私は、死んだ。
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