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奴隷の男達の幼稚な嫌がらせはどんどんエスカレートしている。
その様子を周りの者達は見て見ぬ振り。
と言うより関わるのを赤ら様に避けている。
「駄目だよ、昶。アクセルに関わって無事な奴はいない」
男達の元に向かおうとする昶をノイズが制止する。
ノイズの判断は正しい。
今までもアクセルに逆らった者は多くいたが、無事に済んだ者は一人もいない。
だが、昶はノイズの制止を振り切り、一人で男達に近づいて行く。
「やめなよ、みっともない」
ネックレスを受け取った一人の男の腕を掴み、昶はネックレスを奪い返した。
そのネックレスを持ち主に返すと、青年は礼をいい足早にその場を去って行く。
男達の対象が昶に移る。
昶を五人の男達が取り囲み、分かりやすい程に敵意を剥き出しにさしていた。
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