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「それに白ちゃんは男っぽいですが、生物学的には一応女の子なんですからっ!!」
((言ったよ、今、一応って言っちゃったよこの子…))
「そうですよね、白ちゃん?」
自分の隣に居るはずの白桜の方に向くと、白は地面にのの字を書きながら、ブツブツと何かを言っていた。
綺麗な青空に咲き誇る桜の中で居るというにも関わらず、白桜の周りだけ黒いオーラで包まれていた。
「えぇっ!?どうしたんですか!?」
それが自分の所為とは気づかない青葉に哀と騒ぎをずっと聞いていた周りの人達は思った。
【無自覚って一番達が悪い】
と。
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