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そして魔力測定の日。
「おい…。もっとしっかり水晶に魔力を送りなさい!」
「これが・・・精一杯なんですけど・・・・・・。」
「なんということだ・・・。」
父は驚き、母は泣き崩れた。
次期当主であるカインに魔力が1すら無いなんて・・・。
「これは、大変な事態だ。うーむ。どうしたものか。」
「あなた。魔力は無かろうがカインが私たちの息子だということには変わりません。一番ショックを受けているのはカイン自信です。支えてあげましょう。」
「いや、あいつは私の息子などではない!」
「あなた……。」
その頃中庭では、カインとミントが話をしていた。
「お兄さま…。泣かないで。魔力が無くたって、ミントはお兄さまが大好きだから!」
「グスッ…。ミント、ありがとう。お兄ちゃん、なんとか頑張るね!」
「うん!お兄ちゃん頑張って!」
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