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結局俺は、お互いヒマなときにでも、ゲームを持参して彼女の部屋に再び訪問する約束をして、彼女の部屋を後にした。
見上げるといつの間にか、太陽がかんかんに照っている。申し訳程度に浮かんでいる雲を見ていると、無意識にため息が出てきた。
どうせいつもの社交辞令だろと冷めてる自分と、次に彼女んちに行ける日はいつだろうと、期待してる自分がいることが悲しかった。
気にすんなよ、自分。
そんなのいちいち気にしてたらやってけねぇよ。
人生、適当。適当が一番…―――。
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