トールゲート

2/2
前へ
/8ページ
次へ
アイレは、今日もデートに履いていく靴に振り回されていた。 自分がボーイッシュなため、自分がどうやったらかわいく見せられるかで玄関で格闘中。 「ミレイ!!ねえ!!あんたのブーツ借りてくよ!!」 高校二年生の長女・アイレが言う。 「えーまたー?」 「ママあ アイレに可愛いブーツ買って上げてよ~」 ミレイが頬をふくらませて言う。 「アイレにミレイのブーツは似合わないよ。新しいのだったら買ってあげるわよ。 パパ!そろそろ起きなさいよ~」 「アイレ!!門限までに帰るんだよ!」 パパがムクッとベッドから起き上がる。 「んー!わかってる!!じゃ、行ってくるよ!」
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加