偽りの恋

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「待った?」 「うーん 今日も洋服かわいいね」 彼氏のデルイが気にもたれながら言う。 デルイにとって、靴は履ければ良いという派で、どちらかというと、洋服のクライテリアが高い感じ。 というのもデルイのママがデザイナーをしているからかもしれない。 「ありがと。靴が決まらなくて、時間がかかっちゃってごめんね」 「大丈夫だよ。靴は丈夫で歩きやすいのがいいよ。僕もそろそろ買い換えないと。」 自分の履いているボロボロになった紐靴を見つめてデルイは言う。 「すごい年代ものね!!ボロボロだし・・・買い換えたほうがいいんじゃない?一緒に見に行こうよ!!」 「そうだね。雨の日は水も入ってきちゃうし。丁度いいや!!」 そこでデルイとアイルはこの街の靴屋へと向かった。 自転車を店先にに止めるや否やアイレを見つけて 声をかけてくる青年がいた。 「やあ、アイレ!」 幼馴染のロキシーだ。 「あら!ロキシー久しぶり  ここでバイトしてるの?」 「そうなんだ。靴買うの?その靴洋服にあってないね。」 「うーん 。私のじゃなく、デルイのを買わないと。。。」 「あー年代ものだね。デルイ!えーと。そうだねー。いいのがあるよ。これなんかどうだい? 最新だし、丈夫で歩きやすいよ」
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