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アイレの自転車とアイレを担ぎ、アイレの家まで連れてきてくれた。
傷は幸いかすり傷だったが、精密検査を行うために病院に行ったが、当時異常は発見されなかった。
その後ロキシーは別の町に引っ越してしまった。
ロキシーがアイレはありのままのアイレを知っていてくれて、アイレのことを心から心配してくれたことに感動し、お礼をちゃ
んと言えなかったことに後悔し涙した。
そんなことを、久しぶりにロキシーに急に出会って思い出し、心が混乱したので、アイレが疲れたようにデイルに見えたのだろう。そんな事はデルイにはひとことさえ言えそうもなかった。
アイレは、「御注文は?」とカフェの店員が問う声ではっとした。
「ア、アイスティーにしようかな」
「僕はコカコーラ」
「アイスティー 4ポンド コカコーラ6ポンドですね。お会計は10ポンドです。」
「10ポンドね。ハイ。」
「ありがとうございます。お席でお待ち下さい。」
「お待たせしました。どうぞごゆっくり」
「『どうしてチャンとあの時のお礼をロキシーに言えないの!』駄目なアイレ!」
アイレの独り言。
「なんか言った?これうまいね!アイスティーどう?」
「えっ!うんすごくおいしいよ。すごくのどか沸いていたし。ありがとね デルイ!」
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