ホワイト・ウォール

書き換え

白壁に意識が戻り、うっすらと目を開けてみるとそこは万点の星が見える、ビルの屋上の手すりの外にいるのに気がついた。
白壁は、いっそここから飛び降りたいという衝動に駆られ、コンクリートに両足をつけ、ジャンプしてみた。

ビルの途中で再度あの白い光が白壁に「New Identity」電撃を発し、気を失った白壁は、ホワイトウォールのように、生まれたままのアイデンティティーを手に入れ、その後は白壁らしい喜びに溢れた人生を今も送っているのである。

年間3万人の自殺者が白壁のように自分を取り戻せたらどうだろう。
多くの人間は幼児期に他人のIDENTITYを押し付けられ白壁のように何かが違うことを潜在的に感じながら
生きている。そして自分でないアイデンティティに自分のアイデンティティが絶えられず、
自分の肉体をいけにえにしてそこから逃れようとするのである。

白壁は、本来与えられた彼のアイデンティティーに戻るだけで、生まれたての
最高の白壁を取り戻し。その後は自分らしい人生が送れたのである。

君が君らしく君の個性がすばらしいことを知って生きてくれるとを信じこの物語をささげます。