プロローグ ~足のある少女~

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『嫌だ... なんで私が生贄になるの?』 『綾乃様... これが定めなのです...』 『さぁ、もう時間だ。 急いで儀式を行おう』 『嫌だ... まだ死にたくない!』 『なに、死にやしませんよ。 貴方はこれから永遠と現世を彷徨うのですよ』 『い...いやああああぁぁぁぁあああああぁああああああ!!!!』 ギギギ... 足につけられた器具がどんどん体から離れて行く... 痛い... 痛い.. まだまだ引っ張って行く... もう意識も遠のいて行く... 『ブチ...』 その日から私は...人間ではなくなった。
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