第二章、vsチームネメシス

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「少し前進してみてもいいかもしれない」 「え、でも作戦じゃここで待機だよね?」 「少し先まで行って様子を見てくるだけさ。ボク1人で行くから、ミラはここで待っててよ」 「1人じゃ危険じゃない? 私も一緒に行くよ!」 レン1人じゃ危険だろうしね。それに、このまま何もしないというのもダメな気がするし。敵の位置情報くらいは掴んでおきたい。 「よし、なら少しだけ前進しようか」 「おー!」 レンと一緒に少し前進。開けたエリアには入らないように気をつけながら迂回して進む。 少し進んでも、敵の姿はない。林が続くだけだ。 地面には人が通った形跡もない。ネメシスは一体何をしているんだろう。 「――!? ミラ、ストップ!」 「え!?」 ――パシュン。 どこからか狙撃された……? でも一体どこから? 「一旦下がろう!」 「う、うん!」 来た道を急ぎ戻る。 まさかいきなり狙撃されるとは思っていなかった。
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