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しどろもどろにレイカが釈明しているとリーンはベンチから立ち上がり、笑顔でレイカの前に手を差し出した。
「よろしくね」
その一言でレイカは落ち着きを取り戻し差し出された手を握り返す。
「はい!」
そんなやり取りをしていると、ちょうどロイドが広場に到着する。
「よぉ、待たせたなーーってかその子誰だ?」
「初めまして、レイカと申します。私もご一緒する事になりました」
リーンはこれまでの経緯(いきさつ)を説明すると、ロイドは快諾してくれた。
「こんなカワイイ子なら大歓迎だ。俺はロイド、よろしくな!」
そう言ってロイドは握手を求めるが、レイカは不思議そうに辺りをキョロキョロと見回している。
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