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協会を出たリーンは近くにあった都の地図を確認する。
中心に狩猟協会があり、東西南北に大通りが分かれていてそれぞれが都の入口に繋がっており、その間を編み目状に通り道が広がっている。
道に迷ったら大通りに出れば狩猟協会か入口に戻ることができる様にできているらしい。
（とにかく宿を探さいとな。あぁ…でもお腹も空いたし…）
そんな時、協会の裏側からおいしそうな匂いが漂ってくる
匂いに釣られて協会の裏側に進むと、そこには一軒の宿屋があった。
匂いはこの宿屋から漂っているようだ。
大通りに並び立つ宿と比べると小さめだが、白を基調とした外観に海の様な綺麗な青の屋根と扉が清潔なイメージを演出している。
看板には
〈おいしいごはんと清楚なシーツでお出迎え！一泊１０Ｃ〉
と書かれていた。
窓から中を覗くと、一階は食堂になっていて壁には複数のメニューが見える。
どうやら食堂と宿屋を兼ねているらしい。
「まさにピッタリの場所だな、よし！ここに決めた」
そんな事を呟きながらリーンは宿の扉を開けた。
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