ハンター講習

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部屋に入ると小さめの教卓と細長いテーブルが二列分並んでいて8つの席がある。 そこにはリーンを除いて7人のハンター見習いが座っていた。 全員が一斉にリーンを見ると首元にあるバッジを見て自分と同じ見習いだとわかり、直ぐに目を離す。 リーンは空いている後ろの端の席に座る これで8つの席全てが埋まった。 用意された席の数を考えると、どうやらリーンが最後だった様だ。 リーンが周りを見回すと、大剣を壁に掛けた太った大男やナイフを研いでいる女、長銃を背中に担いだコートの若い男など様々な人間が居る。 皆少し緊張しているのか誰も言葉を交わそうとはしない。 しばらくそんな重い沈黙の時間が流れると、扉が開いた。 リーンはその人物を見て驚愕する。
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