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太陽は真上に近いところに位置し、その日差しは肌を焼くかのように強い。
その日差しの下、木漏れ日踊る地面の上を学生たちは歩いていく。
「ヒナ、おはよ」
「あ、唯(ユイ)! おはよ!」
ここは大学のキャンパス。
おはようと言うには少し遅いくらいの時刻、二人は肩を並べて歩き始めた。
「にしても、大学生ってお気楽よね。こんな時間に通学なんて」
「やっぱり、高校とは違うね。なんたって私服だし」
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