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結局、ほとんど先生の話を聞くことなく授業終了のチャイムが鳴り響く。
「ランチどうする? こんなときは学食じゃなくてどこかでおいしいものを食べたいわね」
なんて唯の声に今度はヒナが口をへの字に。
「給料日前でお金ないもん。学食以外無理だよ」
そんな声に唯が笑う。
「じゃ、奢るから大通りのホテルでケーキバイキングにしようか?」
そう言われちゃうと、緩む口元はどうしようもなく……。
「行く――!!」
その声を合図に二人は足取り軽くキャンパスを後にした。
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