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昔と変わらない琥珀の瞳、優しく微笑んだ顔には右頬にだけえくぼ。
だけど、昔と全然違うのは見上げているということ。
昔は同じ目線で肩の高さだって同じだったのに。
「ってか、なにそのケバイメイク」
「はい?」
いきなり噴出すように笑うヒロキ。
「そんな厚化粧してたらお前だって気づかねぇだろ」
「なっ」
「しかも相変わらずデカイ目。あんま見開いてると落ちるぞ?」
「――お、落ちないしっ!! メイクだっていつもは」
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