篠原ヒロキ

37/39
23679人が本棚に入れています
本棚に追加
/922ページ
そこまで言って、ヒナは慌てて自分の口を塞いだ。 「いつもは、なに?」 笑いながらそう聞き返すヒロキには、 「……内緒」 そう言って俯き、頬を膨らませた。 言える筈が無い。 『お金を貸してほしい』 なんて。 そのために彼好みのメイクをしてきました、なんて。
/922ページ

最初のコメントを投稿しよう!