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「こんなことってあるんだな……」
「えっ？」
彼の呟きが聞き取れなくて、見上げるヒナにヒロキはフッと笑う。
「で、何喰いたい？」
「はい？」
「晩飯にはまだ早いけど、この後暇になったし責任取れよ」
「はっ？ せ、責任!?」
驚くヒナにクスクス笑って、
「ほら、行くぞ？」
歩き始めるヒロキを、
「ちょ、ちょっと待って！ ヒロ君!!」
追いかける姿は、あの頃と変わらない。
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