終焉世界のアリス
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「女王とかいう人の場所へ連れて行って」 「………どうして?」 白ウサギは首を傾げる。 「私は父さんや母さんが死んだことや、世界中の人たちが殺されたことなんてどうでもいい。ただ、兄さんを殺したことだけは、許せない」 白ウサギは俯いていたが、しばらくするとポケットから何か黒い者を取り出した。 それは―――銃だった。 「アリス、君が望むのなら。」 そうして 私の旅ははじまった。
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