1、声

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ぽかぽかとした太陽の光に包まれて私は目を覚ました。目を開けると、路地裏っぽい所に居た。 どこ・・・? 愛・・・、愛は・・・? 私は立ち上がり、大通りに出た。 何ここ・・・ 目の前に写る光景に目を見張る。 辺りにビルなんて物はなく、あるのは木造建築だけ。学校は?店は?周りにいる人たちも刀を腰に下げてたり、着物だ。 明らかに私の方が浮いている。 !? 後ろから感じた人の気配。 それと共に首に当てられた冷たい感触。 背筋が凍るのが分かる。 「動くな・・・。」 私は目を見開く。 その声はあの低くて、心地よい熊田先生の声に似ていたから。 相手は私が抵抗しないと分かったのか、「此方を向け。」と言う。 私は其方を振り向いた。 私は目を見開く。相手も目を見開いたのが分かる。 私・・・? 鏡越しで自分を見つめているような錯覚に陥る。 漆黒の長い髪 目つきが悪いと言われる目 どれを取っても同じだった。 その人が男であることを除いては。

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