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拉致・監禁・暴行
――数時間経過してわかったことがある。
ときおり、なんの前触れもなく、 私たちの中から誰かが選ばれ、
どこかへ連れ去られていく。
そして、彼らは二度と、戻ってこない……。
みな、次は自分の番かと戦々恐々としはじめた。
また、ヤツらがきたのだ。
ヤツは私の前で足を止めた。
次の瞬間、そいつは無造作に私をつかみ、
乱暴にカーゴに放り込んだ。
乗り物にゆられること数十分。
私は見知らぬ建物の中へ押し込められた。
そいつは私をまっすぐに立たせると、いきなり身ぐるみをはぎとった。
なっ!?
私は抵抗する間もなかった。
にやりと笑ってそいつが再び接近してくる。
くっ!
一体私をどうす――
言葉も言い終わらぬうちに、
そいつは唯一残されていた大事な秘部を覆い隠すシールドを
半分ほどまくり上げ、
そこに強引にぐつぐつと煮だった煮え湯をぶっかけた。
うわあああああああああああああああああああああ!!!!
私はあまりの熱さに悶絶し、意識を失った。
薄れゆく意識の中で、そいつが下卑た笑みを浮かべているのが見えた。
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