序章 とある天才の覚醒 __1

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そして、口元をニヤリと歪ませ、高々と告げた。 「よし、お前ら。細かい説明はこれで終わりだ。」 今までとは正反対といっても過言では無い、はつらつとした声で続ける。 「これでガイダンスは終わりだ。つまり、他の同学年の女子たちよりちょっと早く、うちの生徒になったって言っても過言ではねぇ。 つまり、もううちの生徒であるお前らにこれ以上の尊敬・謙譲語は必要ねぇってことだ。 私は来年から高等部1年A組の担任になる儚木 沙代(ハカナギ サヨ)だ。 学年主任でもあるから、これからも恐らく全員と関わりがあると思うから、よろしくな。」 俺のクラスだ。これから他の男子生徒達の誰よりも深く接するであろう。 「では、解散。」 その言葉と共に教室から出て行く儚木女史のあとに続くように教室から出て、俺は帰路に立った。
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