30人が本棚に入れています
本棚に追加
ゆっくりと家路に付いていると、タクシーが通りかかった。ちょうどいい。
空いてるみたいだし送ってもらおう。
「おーい、タクシ………」
そこまで言って違和感に気付いた。
タクシーの車………の後ろから、妙な車が走って来るのだ。
けっこうなスピードだ。このままでは大事故になってしまう。
だというのにその車にタクシーの運転手は気付いていないようだ。
「おい、危ないぞ!止まれ!おい!」
運転手は不思議な顔をして、目の前に止まった。違う。わからないのか?後ろから来てるのが。
そして、その妙な車がタクシーに追突せんというとき。
その妙な車は
タクシーを『食った』のだ。
最初のコメントを投稿しよう!